清啓塾には非常に優秀な講師が揃っておりますが、中でもトップクラスの学力を持っているのが医学部に通っているI先生です。
数学の授業を担当してくださっているのですが、現役時代の偏差値は70超えというすごい実績をお持ちなので、その秘密を探るべく色々とお話を伺ってみました。
授業で心がけていること
- 授業で心がけていることについて聞いてみると、2つのことを挙げてくださいました。
- ・「できなかった頃の自分」に戻る
- ・「分かりやすさ」より「正しさ」を大事にする
授業では常に生徒の立場に立って考え、習い初めのときに自分がどこで躓いたかを意識しているということです。教える側が問題の解き方を分かっていることは当然ですが、初学者にとっては未知の難しい問題ですから、教えるときはその点に注意するようにしているとおっしゃっていました。
また、2つの「分かりやすさ」よりも「正しさ」を大事にすることは、数学などの理系科目では特に重要なことだそうです。解き方のポイントや公式の暗記などで、安直に理解をしても応用が効かずテストの点数には繋がりません。
I先生の授業では各問題ごとに問題を解くプロセスを重視して、「論理に正しい答え」を積み上げていくことの重要性を伝えているようです。人は楽して効率的に進めたいと思いがるものですが、はじめから丁寧に理解していくことが結局は近道なんですね。
勉強のコツについて
勉強のコツに聞くと以下の3つのことを挙げてくださいました。
- ・偏差値70までは質<<<量
- ・「何が分からないか」を言語化する
- ・教材の背伸びをしないこと
医学部と言えば偏差値70超えが当たり前の世界ですが、そこに行き着くまでにまずは量重視でやりまくることが大事とのこと。70をクリアするために特殊なことをやっているというわけではなく、まずは量稽古の必要性を強調していました。
また、「何が分からないか」を言語化すること、教材の背伸びをしないこと、これらは「自己分析の大切さ」と言えるでしょう。学力や偏差値を上げるためには、自分自身の弱みを知り、それを克服するにはどうすればよいかをまず考えることが大切なんですね。
生徒に向けてのメッセージ
最後にI先生から生徒へのメッセージです。
「好きなこと」よりも「今やるべきこと」を優先して実行する能力を身につけて下さい。
勉強がよくデキる人は、勉強する前のプランニングからすでに差がついています。そして、立てた計画を忠実に実行できるかどうかで更に差がつきます。自分に今必要なものは何か、自分で自分のことを俯瞰して見れる人が本当に賢い人なのでしょう。こういう姿勢は大人になっても大切なことですね。
今回はI先生のお話を伺ってみて考え方が非常に成熟していると感じました。勉強は単に成績を上げるためだけではなく、精神力も育てるものなんですね。
この記事を読んで興味を持っていただけたら、ぜひ一度清啓塾の体験授業も受けに来てみて下さい。